大体、大きくわけて総論”人の心を知る”と各論”自分の病に立ち向かう”とそれ以外にわけています。
総論では精神科の基本となる様々な考え方を紹介すると同時に、私の考えの根幹である心の有りようを説明する相互的補完的で動的なモデルを心の循環モデルと名付けそれを説明しています。
循環モデルに関しては似たような概念のサイトや本ががなかったため詳しく説明してますが、希望があれば様々な考え方をこのサイトでも私なりにかみ砕いて料理するなり、場合によってはおかゆぐらいにかみ砕いて説明していきます。
循環モデルに関しては、たいそうな名前のようにみえますが、真新しい概念でなく仏教等では似たような概念はすでにあるのですが名前に色が付きすぎていますし、悟りがゴールでなく疾患の改善でかつ、私の考え方のベースは医学なので新しく名前をつけさせてもらいます。また、治療の根幹を成す、疾病モデルとしてストレス脆弱性モデルについては大事なので詳しく説明していきます。
精神科独特の用語に関しても可能なら共通言語化したいので書いていきます。用語の気持ち悪さに気がつくってことは”認知バイアス”に気がつくってことでもあるのですごく大事だと思っています。
外来で使うことが多いメタファーについても寓話としてさらに解説していきます。
各論にはいることがないその他の事項もここで説明します。
内容に関してはバラバラに読んでもらっても大丈夫だとは思います。 ニーズがあれば、医師と患者の相性問題や、日々臨床で考えている事や、外来でよく聞かれる質問について答えていきます。
各論”自分の病に立ち向かう”ですが、一般的な本は本当に山ほどあるので そこは”かみ砕く”かたとえ話や図解多めで書ければと思っています。 インターネットゲーム依存は比較的新しい概念なのでニーズがあると思い多めにページを割く予定です。良い本や映画があれば随時紹介していきます。
また、様々な才能を持つ人も外来には多いのでその人達の作品もここで発表できればと思っていて外来で許可をもらった人にお願いして転載させてもらいます。
人の心を知る
01)心の循環モデルについて
02)脳の機能の限界について
03) 疾病の理論
04)曖昧な用語について
05) こころにいい寓話
06)薬について
自分の病に立ち向かう
10)うつ病
11)統合失調症
12)不安障害
13)発達障害
14)インターネットゲーム依存
15)アルコール依存症
16) PTSD
17) 認知症
雑談(私が好きなもの、すすめられたもの)
20)おすすめの本
21)おすすめの映画
22)おすすめのアニメ
23)おすすめの場所
24)おすすめの音楽
利用者さんからもらった絵など
30)イラスト 絵
32)写真
33)手芸品
各論に関しては、正確で統計的に正しい情報は、ネットや文献のなかに沢山あるので、こうとらえたらどうかとか、ここをチェックすると良いですよといったいわゆるTIPS中心になると思います。 外来でよくやる説明を補完するような内容になると思います。参考図書を紹介したりとかもやっていきます。
多くの方法には順張りと逆張りがあります。みんながやっている方法に順張り、やってない方法をやるのが逆張り。コストとリスクが掛かる場合、治療もにたようなところがあります。もちろん、成果があがるようにアドバイスするわけですから確率を可能な限りあげてアドバイスをしていきます。
精神科の多くの病気の場合、判断能力が著しく低下している場合が多いです。自分を知るためにブログを使うのは比較的リスクがないですが、治療法の選択に使う場合は本当に注意してください。特に薬です。山は下山中、梯子は下りるとき、薬はやめる時に慎重になったほうがいいです。やめれないと恐怖を煽りたいとか、もうけのためのポジショントークじゃありません。十分気をつけてください。
一般的な治療や理論は沢山あるので、一般的な道筋を可能な限りわかりやすく説明することを心がけます。